ある宅配会社の配達バイト経験

配達のアルバイト

何年か前、宅配クック123の配達のアルバイトをしました。車は会社の車を使い、家からの交通費も頂け、高齢者のためにお役に立てそうな仕事なので始めることにしました。

 

 

高齢者などに昼食や夕食をお届けする仕事ですが、ただの配達ではなく、独居の方の場合など特に安否確認が必要とされます。手渡しが原則ですが、お呼びしてもなかなか出てこられなかったり、デイサービスなどのお帰りの時間があわなかったりで、玄関先での待ち時間が多くて苦労しました。

 

時間に余裕があれば良いのですが、何十件も短時間でお届けに回らねばならないので、一箇所でタイムロスがあると後のお客様から到着時刻の遅れに関しての苦情が入ってしまいます。また、どうしても手渡しできないお宅は、ボックスに保冷剤とお弁当を入れて置いてきましたが、会社が保冷剤の数を必要数用意してくれないため、配達員による保冷剤争奪戦が毎日繰り広げられていました。

 

いつも時間に追われ、苦情を言われ、会社からは文句を言われ、配達員同士もギスギスした人間関係になっておりました。「高齢者のために自分にできることがあったら」と、気持ちをこめてお仕事させてもらいたかったので始めた仕事でしたが、そのようなことは叶わない仕事だと悟り、退職しました。

 

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